一番おすすめしたい療育関連本はこちら

自閉症の我が子の赤ちゃん時代の特徴:1歳代の頃

rinrin
こんにちは、元女医ライターのrinrin(@Drrinrin1)です。

以前の記事で、自閉症の我が子の赤ちゃん時代の特徴(0歳代の頃)を紹介しました。

 

 

『自閉症の子の赤ちゃん時代の特徴』としていますが、一口に『自閉症』や『発達障害』と言っても、その症状は多岐に渡り、1人として、全く同じ子供はいません。

あくまでこれは我が子の場合の記録であり、これに当てはまったからといって、すぐに自閉症と診断できるわけでも、当てはまらなかったからと言って、全くの定型だと言い切れるわけでもありません。

『こんな特徴のあった赤ちゃんで、のちに自閉症と診断された子がいたよ』というだけの、1人の親の育児体験記として読んでいただければ幸いです。

 

今回は、自閉症の我が子の1歳代の頃について記していきます。

rinrin
我が子の発達に疑問を感じている親御さんたちの参考になりましたら幸いです。

 

自閉症児の赤ちゃん時代の特徴⑥:やっぱり目が合わない気がする

rinrin
ほんとに可愛い♪……でも、やっぱりこの子、目がなかなか合わないね

そんな会話をしていたのは、子供が1歳になったばかりの頃でした。

 

この頃には、前回の記事にも書いていた目合わせの乏しさが、かなりの違和感を持って現れていました。

全く合わないわけではないのです。

ただ、目が合うときでも、なんだか奇妙な違和感のある目合わせで、『この子はいったいどこを見ているんだろう??』と、いつも不思議でした。

 

この頃、私の祖母が言っていた言葉で、印象に残っているのが、

祖母
この子は、いつも『夢見るような瞳』をしているね

というものです。

 

『夢見るような瞳』

 

まさにその通りで、いつもきらきらと澄んだ目で、この世の何もかもが自分に関係のないような、ぽやーんとした眼差しでした。

今は、要求のあるとき(『食べたい』とか、『飲みたい』と言いたいとき)だけ、少し意思のある瞳で目を合わせてくれるようになりましたが、やっぱり普段は、夢見がちな眼差しをしていることが多いです。

 

自閉症児の赤ちゃん時代の特徴⑦:無意味な動作を繰り返す

rinrin
ほんと可愛い♪……けど、この子の動きってちょっと…かなり個性的??

そう思い始めたのは、やはり我が子が1歳を少し過ぎた頃でした。

 

この頃は、近所の児童館によく遊びに行っていたので、同年代の子供たちと我が子の違いを、少しずつ実感してきた時期でもありました。

周りの子が、拙いながらも遊具やおもちゃで遊んでいるのを尻目に、我が子がしていた行動は、とても個性的なものでした。

 

我が子の個性的な行動
  • おもちゃ箱からおもちゃを全てひっくり返すという動作を何度もする
  • 座りながら腰を基点にくるくる回る
  • 壁に頭をコンコンと軽く打ちつけ続ける
  • 木のつみきをひたすら噛む

 

特に、『座りながらくるくる回る』の動作はとても奇異な光景で、でも同時に、ものすごく可愛らしかったのをよく覚えています。

マイペースな動きを繰り返す我が子は、児童館ですごく目立つ存在でした。

 

自閉症児の赤ちゃん時代の特徴⑧:言葉の遅延と消失

身体的な発達もゆっくりめで心配した我が子でしたが、言葉が遅いのは、さらに気がかりなことでした。

『遅い』というよりも、『増えなかった』のです。

私は妊娠中から、語りかけの本を読み、我が子が話し出すのを、本当に楽しみにしていました。

 

 

この本には、『1歳頃に初語が出て、それから魔法のように言葉が増え始める』と書かれています。

言葉の発達を促すための語りかけ方や接し方も書かれていたので、本を参考にしながら、我が子が話し出すのを待ちました。

 

我が子が初めて言葉を発したのは1歳0ヶ月の頃です。

初語は『おいちー』、その後に言うようになった言葉は、『まま』でした。

可愛くて嬉しくて、急いで母子手帳に書きました。

 

しかし、我が子の言葉が『魔法のように増える』ことはありませんでした。

 

1歳から1歳半にかけて、『まま』、『おいちー』の他に、『にゃんにゃん』、『ばいばい』、『まんま』と言えるようになり、1歳半健診では、

保健師さん
少ないですが言葉が出ているので大丈夫でしょう

と言われました。

 

しかし、その後、我が子の言葉が増えることはなく、それどころか、徐々に言葉を発さなくなっていきました。

そして、1歳11ヶ月の頃、我が子の言葉は完全に消失しました。

 

自閉症児の赤ちゃん時代の特徴⑨:模倣行動の消失

また、言葉以外に失われていったものがありました。

それは『模倣行動』

人の真似をしなくなってしまったのです。

 

赤ちゃんは、人の真似をするものです。

『おつむてんてん』、『あわわ』、『はーい』、『ぱちぱち(上手上手)』

みんな、大人の真似をするところから始まり、上手に真似できて褒められることで、ますます模倣行動をするようになります。

 

我が子も、1歳前から真似を始め、『あわわ』や『おつむてんてん』などをしていました。

しかしその行動は、1歳半を過ぎた辺りから、徐々に徐々に、消えていってしまったのです。

 

言葉も模倣も、『いつ消えた』という、はっきりした時期が分かっているわけではありません。

しかし、本来であれば増えていく、伸びていくはずの時期に、その能力が失われていく様を側で感じることは、とてつもなく恐ろしいことでした。

 

rinrin
この子はいったいどうなってしまうのだろう…

 

という不安がピークに達したとき、可愛さよりも恐怖の方が大きくなってしまったのです。

 

まとめ

自閉症の我が子の赤ちゃん時代の特徴(1歳の頃)について述べました。

不安よりも『可愛い』が大きかった0歳の頃に比べ、徐々に不安の割合が増していった1歳の頃は、真綿で首を締めつけられるような気持ちで子育てをしていました。

 

冒頭にも述べましたが、発達障害や自閉症の症状や特徴は多岐に渡り、『この特徴があったら絶対にそうだ』と言い切れるものではありません。

これはあくまで私の子供においての記録ですが、現在我が子の発達に悩んでいる親御さんが、少しでも我が子の状態を探る手がかりになりましたら幸いです。

 

当時の私は、とにかく不安な気持ちが大きく、『どうしよう…』ばかりでしたが、

子供に『発達障害』があっても『知的障害』があっても、その子なりに成長していくし、

生活において苦労は多いですが、幸せなこと、楽しいこともたくさんあります。

子供が発達障害だったからこそできた幸せな経験もあるのです。

 

rinrin
同じようなことで悩んでいる親御さんには、どうかそのことを知っておいてほしいです。