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自閉症の我が子の赤ちゃん時代の特徴:0歳代の頃

rinrin
こんにちは、元女医ライターのrinrin(@Drrinrin1)です。

何度かブログで書いていますが、私の第一子は、知的障害を伴う自閉症です。

療育手帳の判定は軽度(B2)ですが、おそらく次の判定では中等度(B1)か重度(A2)くらいになるんじゃないかと思うくらい、知的障害の程度は重いです。

 

どれくらい重いかというと、

 

現在の我が子の様子
  • 3歳9ヶ月なのに言葉が一切出ない
  • 簡単な言葉(丸とか三角など)も理解できない
  • 道に落ちているゴミを食べる
  • 排泄物を手に持って遊ぶ

 

といった感じです。

rinrin
言葉の理解も衛生観念も、1歳前半か、あるいはそれよりも幼いくらいと思われます。

 

しかし、そんな我が子にも、当然、可愛い可愛い赤ちゃん時代がありました。

(今も可愛いんだけどね…。手はかかるけれど)

 

今回は、そんな我が子がまだ自閉症や知的障害と診断される前、

 

rinrin
可愛い可愛い♪……けど、この子なんか変??

 

と思っていた、まだ我が子が0歳代だった頃、気になっていたことのお話を書いていきます。

我が子の発達に疑問を感じている親御さんたちの参考になりましたら幸いです。

 

自閉症児の赤ちゃん時代の特徴①:泣き方が激しすぎる

rinrin
可愛い可愛い♪……けど、この子ってなんでこんなに四六時中泣き叫んでるんだろ?

そう感じたのは、我が子が生まれてすぐのことでした。

 

我が子は早産の仮死状態で生まれたため、生後1ヶ月までの間は、病院の新生児センターに入院していました。

搾乳した母乳を持って、毎日通っていたのですが、いつ行っても泣いている我が子。

『赤ちゃんは泣くものだから仕方ない』と、自分に言い聞かせてはいましたが、それでも尋常じゃない泣き叫び方に、いつしか疑問を抱くようになりました。

生後2週間頃に授乳練習が始まりましたが、授乳中も反り返って泣き叫ぶので、とても授乳しにくかったのを覚えています。

 

家に帰ってから、その実感はさらに増していきました。

機嫌がいいときが全くないわけではないのですが、1日の大半は泣き叫んでいる我が子に、一時期ノイローゼのようになってしまいました。

泣いているだけでなく、とにかく尋常じゃない泣き方なのです。

この世の終わりのように泣き叫び、オムツを替えてもミルクをあげても、抱いてもあやしても、何をしても泣き止まない日が続きました。

 

rinrin
今から思うと、障害による感覚過敏のせいで、些細な刺激にも過剰に反応していたのだと思います。

 

自閉症児の赤ちゃん時代の特徴②:何だか目が合わない

rinrin
可愛い可愛い♪……でも、この子って何だか目が合わない気がする

そう感じたのは、我が子が2~3ヶ月の頃でした。

医学生時代は、『あやすとニコニコ笑う』『“ニコニコ”で、2ケ月』と覚えたものですが、私は、『2ケ月の赤ちゃんは、目もよく合ってニコニコ笑うようになる』と信じきっていました。

 

しかし、一向に目の合わない我が子。

たまに合うような気がすることもありましたが、どこかぼんやり、私を見ているようで見ていない、すり抜けるようなまなざしをしていました。

笑うこともあったのですが、あやしたから笑うというわけではなく、私の行動とは関係なく、1人で勝手に、何か面白くて笑うというような笑い方をしていました。

 

この頃、私は我が子のことを『不思議ちゃん』と思っていました。

赤ちゃんというのはみんなそうかもしれませんが、我が子はさらに輪をかけて、『何を考えているのか分からない不思議な存在』でした。

 

rinrin
ちなみに今は、当時よりさらに輪をかけて不思議ちゃんです。

 

自閉症児の赤ちゃん時代の特徴③:ずりばいやハイハイが下手

rinrin
可愛い可愛い♪……でも、この子って本当に運動音痴だなぁ

そう思い始めたのは、我が子が生後6ヶ月の頃でした。

首すわりや寝返りはそれほど遅くは無かったのですが、ずりばいやハイハイが、同じく早産の子と比べても、かなり遅かったのを覚えています。

 

始まりが遅かった上に、できるようになっても何だかおぼつかない、片足を怪我したかえるのような動きのハイハイでした。

片方の足をつっぱり、もう片方の足だけを折り曲げて進むような、不恰好なハイハイだったのです。

両手両足の動きが、これまで見たこと無いくらい不自然な赤ちゃんで、可愛らしいと思う反面、とても不安になりました。

 

この、ハイハイの開始時期の遅さ、ハイハイの不器用さが、実は1つの重大なサインだったのです。

のちに発達障害と判明したお子さんの成育歴を聞くと、多くの親が、このハイハイの開始時期の遅さ、ハイハイの非対称性を訴えるそうです。

私がそのことを知ったのは、しばらく経ってからでした。

 

自閉症児の赤ちゃん時代の特徴④:お座りの姿勢が悪い

運動面でもう1つ気になったことに、『お座りの姿勢の悪さ』がありました。

お座りをし始めたばかりの赤ちゃんのように、ぐっと前かがみになって背を曲げて、両手を床に付くお座りが、長い期間続きました。

 

我が子は、生後9ヶ月の頃にお座りを始めましたが、この開始時期もずいぶん遅いように感じられました。

早産であることを考慮しても、体幹が弱いこと、運動面での遅れがあることは、この時期にはもう実感していました。

 

腹筋を鍛えるためのベビーマッサージやバランスボール、ボールプールなど、体幹にいいと言われることは、リハビリの先生の指導に従い、かなり早い時期から取り組んでいました。

それでも、何もしていない同年代の子供の方が何もかも早くて、少し焦るような気持ちもありました。

 

『この子にはこの子のペースがあるんだから、大丈夫』と思いながらも、人から悪気無く、『まだ○○できないの?』と言われるたびに、落ち込んだりもしていました。

 

自閉症児の赤ちゃん時代の特徴⑤:指差ししない

主に運動面での発達の遅れが気になった乳児期でしたが、コミュニケーション面では、指差しが遅れていることが不安の種でした。

普通の子は、10ヶ月も過ぎると、なんとなく指差しで意思を伝えるようになります。

我が子はそれが、1歳近くになってもありませんでした。

 

お散歩のとき、色々なものを指差しながら、

 

『ほら、ちょうちょだよ』

『ワンワンがいるよ』

『ブーブーが走っているね』

 

などと話しかけても、指差しを真似しないどころか、指差した方向を見ることさえありませんでした。

この時期、何度か市の保健師さんに発達相談をしましたが、

 

保健師さん
お母さん、気にしすぎよ。もっと大らかな気持ちで子育てしてね

 

と言われるばかりで、何か明確な答えをもらえることはありませんでした。

rinrin
ここから診断がつくまでの約1年半が、子育てで一番辛かった時期かもしれません。

 

まとめ

自閉症の我が子の赤ちゃん時代、0歳代の頃に気になっていたことについて述べました。

親御さんにとって、我が子の発達というのはとても気になるもので、少しでも何か遅れがあると不安になるものだと思います。

 

発達障害の症状や特徴は多岐に渡り、ここに書いてある内容が、全ての発達障害のお子さんに当てはまるわけではありません。

ただ、『こんな特徴のあった赤ちゃんで、のちのち自閉症だと分かった子が1人いた』という、それだけのお話として読んでいただければ幸いです。

 

私にも経験があるから分かりますが、診断前の親御さんにとっては、我が子に障害があるかもしれないと悩む時期は、とても辛いものです。

しかし、たとえ障害があっても、その子なりに成長はしていくし、『障害児育児』などと書くと、とても大変と思われるかもしれませんが、それなりに楽しいことや、幸せなこともたくさんあります。

 

rinrin
当時の私にも言いたいことですが、『他の子と比べて発達が遅い』ということを気にしすぎることなく、今しかない可愛い時期を、目一杯可愛がって過ごしてほしいと思います。