一番おすすめしたい療育関連本はこちら

女医が子育てと仕事を両立する方法

rinrin
こんにちは、元女医ライターのrinrin(@Drrinrin1)です。

 

これまで何度か、医学部不正入試問題も交えながら、女医の仕事関連の話題について綴ってきました。

 

 

激務と家庭生活を女性が両立するのは難しいのは事実ですが、変わるべきは社会のあり方や医師の勤務体制の方であると思います。

しかし、これらを一朝一夕で変えることは難しいため、女医が『結婚後、妊娠出産後も仕事を続けたい』と思うのならば、現状では、女医側の対策が不可欠となっています。

今回は、女医が子育てと仕事を両立するために、女医側にできる対策について綴ります。

 

私は、事前の対策が不十分だったため、女医の仕事を辞めてしまった立場ですが、そんな自身の反省もふまえて考察していきます。

 

rinrin
子育てと仕事を両立したい女医さんや、女子医大生の参考になれば幸いです。

 

女医が子育てと仕事を両立する方法①:実家のある地域で就職する

結婚した女医が退職してしまう理由を考えたとき、もっとも大きな理由となるのは、子育てとの両立の困難さです。

私自身、障害児育児との両立が難しく退職してしまいましたが、冷静に考えてみると、

障害児でなかったとしても、女性が1人で子育てと仕事を両立するのは、できないわけではありませんが、非常に困難です。

 

 

待機児童問題、病児保育の問題、突発的な子供の入院、日常の家事、

女性が仕事を続ける上での様々なハードルを考えると、

『頼れる実家があるのなら、そこの近くに住むのが一番合理的』

だと考えます。

 

最近は核家族化が進み、子育てを始め、

『家庭のことは夫婦だけで解決する、それこそが自立であり正義である』

という考えが目立ってきていますが、

 

子育てというのは、本来、夫婦のみで完結するものではありません。

はるか昔から、人間は村社会を成し、『集団での子育て』を行ってきていました。

 

実家を頼ることは、少しも悪いことではありません。

頼れる実家(あるいは親戚)があるのなら積極的に頼ること、また、いざというときにすぐに頼れるように、実家の近くに就職することをおすすめします。

 

私の友人の女医も、出産後も仕事をフルタイムで続けている人は、大なり小なり実家に頼っている人がほとんどです。

 

ある女医
出産後は実家に頼れるように、大学在学中から、同県出身の男性としか交際しない

と、先を見据えて行動している友人もいました。

 

当時はそれを他人事のように聞いていましたが、今では、彼女の考えはとても理にかなったものだと思います。

 

女医が子育てと仕事を両立する方法②:子育て支援が充実した地域で就職する

人によっては、実家に頼れない事情がある方も多いと思います。

そんな方は、子育て支援が充実した地域の病院に就職することをおすすめします。

自治体の子育て支援は、地域によってかなり差があるのが現状です。

 

たとえば、世田谷区では、「さんさんサポート」という子育て支援ヘルパー派遣を行っています。

妊娠届を提出した日から産後一年まで、計3回まで、無料でヘルパーさんを派遣していただけます。

このさんさんサポートには、以前、病児保育対応ベビーシッターの記事で紹介したル・アンジェも登録されていますので、登録前にお試しで利用することも可能です。

 

ル・アンジェ公式サイトはこちらから

 

世田谷区以外にも、自治体主体で子育て支援を行っている地域は多くありますので、

就職する前に、その病院近辺の自治体のサポートはどうなっているかを、一度調べてみることをおすすめします。

 

ヘルパー派遣以外にも、『ファミリーサポート制度』といって、

子供を近隣のサポート会員に預けられる制度がある自治体も多くあります。

 

女医が子育てと仕事を両立する方法③:家庭と両立しやすい診療科を選択する

家庭と両立しやすい診療科を選択するのも一つの方法です。

女医が家庭と両立しやすい診療科には、いくつかのポイントがあります。

緊急疾患が多いか否かや、専門医取得までの年数も重要です。

 

女医におすすめの診療科については、以前の記事で詳しくまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。

 

 

自分の好きな科、興味のある科を選ぶことももちろん大切ですが、もしも将来の診療科に迷っている場合は、こういう視点で診療科を決めることは、決して悪いことではないと思います。

社会や医療界の現状が変わらない以上、女医側で対策せざるをえないことがあるのも事実です。

 

女医が子育てと仕事を両立する方法④:復職支援が充実した病院を選ぶ

医師不足問題が声高に叫ばれるようになってから、女医の復職をサポートする制度の充実した病院も増えてきました。

大学病院や民間病院の区別なく、『女医の復職を支援するプログラムを持つ病院』という視点で職場を選ぶのも、1つの方法です。

 

【民間医局】ドクターエージェンシーシステムでは、各大学や病院と共同で、オーダーメイドの復職プランを立て、女性医師の復職を支援する取り組みも行われています。

 

『民間医局』公式サイトに飛ぶ

 

まったく関係の無い地域や病院からでも、民間医局に登録することで、仲介はしてもらえますが、最初から復職支援のある病院に就職する方が、よりスムーズであると思います。

まだ就職先が決定していない女子医大生や、初期研修修了前の研修医の女医さんは、そういう視点での病院選びも意識してみてください。

 

女医が子育てと仕事を両立する方法⑤:仕事が忙しくない男性と結婚する

また、肝心の結婚相手選びにおいて、忙しくない男性と結婚するのも1つの方法です。

 

私の知り合いの医師においては、外科、特に忙しい心臓血管外科や消化器外科の男性の奥さんは、専業主婦である場合が多いです。

奥様の希望と言うよりも、ご主人が忙しすぎてそうなっている家庭が多い印象でした。

男性が多忙な科で、奥様も働く場合は、やはり実家や自治体のサポートに頼っている方が多かったです。

 

一方で、放射線科や精神科の男性医師においては、共働きの先生が多くいました。

決して、これらの科が暇なわけではありませんが、上述の科と比べると、時間的にも精神的にも余裕があるのは事実です。

男性が、子育てをはじめとした家のことを手伝えるよう、忙しくない男性と結婚するのは、女性が仕事を続ける上では大切です。

 

まとめ

女医が子育てと仕事を両立する方法について述べました。

私自身が、『もっとああすればよかった』『こうすればよかった』と日々考えながら、仕事を再開する方法を模索している現状があるので、反面教師として参考にしていただけましたら幸いです。

本来なら、女医側がこのように対策せずとも、スムーズに誰しもが仕事復帰できる社会であるのが理想的なのですが、なかなか現行の制度を変えるのは一筋縄ではいかないのだろうなと痛感しています。

 

rinrin
仕事を続けたい女医さんが、1人でも仕事を諦めずに済むよう願っています。